診療科の紹介

当医療センターでは各診療科で専門性の高い診療を行っております。そのため、受診なさる方の症状や病状によってはどの診療科を受診したらよいか迷われる場合もあるでしょう。総合内科はそのような場合に専門診療科への窓口として、受診していただくことができます。1～2回の診察で解決すべき問題点を見出して整理し、必要に応じて専門診療科への橋渡しを行います。成人病や慢性疾患など継続的な診療が必要な場合には、地域の診療施設などへのご紹介も行っています。

患者さんへひとこと

受診にあたっては近隣の医療機関からのご紹介状または健診結果票などをお持ちください。ご紹介状の無い受診の場合には選定療養費をご負担いただく場合があります。

診療科の紹介

糖尿病・脂質異常症（コレステロールが高い・低い、中性脂肪が高い）やホルモンの病気（甲状腺や副腎の病気：内分泌疾患）を担当しています。比較的重症な糖尿病患者さんを多く診療しています。

得意な症例（手技）

注射薬を使用した糖尿病のコントロール、バセドウ病の治療、高血圧症の原因となる原発性アルドステロン症の検査を得意としています。また、１型糖尿病患者さん向けにインスリンポンプ・持続血糖モニタリングを活用し積極的に診療しております。

患者さんへひとこと

糖尿病を放置すると合併症（目・腎臓・神経の病気など）は進行します。症状はなくても定期健診を受けましょう。

診療科の紹介

関節リウマチ、膠原病（全身性エリテマトーデス、全身性強皮症、多発性筋炎・皮膚筋炎、血管症候群）など、免疫の異常が原因となる病気を担当します。関節痛・皮膚症状や、肺・腎臓・神経といった臓器・器官の異常のほか、原因不明の発熱などが受診のきっかけになります。一般の医師には診断・治療が難しく、専門性が高い診療科です。

得意な症例（手技）

関節リウマチ、膠原病全般の診断・治療を得意とします。「厚労省難治性血管炎に関する調査研究班」で血管炎症候群の研究にも携わっています。

患者さんへひとこと

関節リウマチ、膠原病では、発症早期の適切な診断と治療が大切です。当施設は診療経験も豊富です。安心して受診ください。

診療科の紹介

「メス」を手に「鬼手仏心」の言葉を胸に、患者さんのお腹の中の破壊・征服を目論む悪の組織に敢然と立ち向かう外科軍団です。

得意な症例（手技）

がん診療拠点病院であり、胃や腸や肝臓膵臓に巣くう悪(＝悪性の腹部疾患)との闘いが多く、手術で身体にかかるメガトン級負担を見事に軽減する新戦法＝腹腔鏡手術や、手ごわい真の巨悪に対する化学療法・放射線治療を併用しての徹底抗戦手術は、まさに望むところです。「悪」には分類されないものの、お腹を蝕み、皆さまの表情を曇らせる虫垂炎・胆石・腸閉塞・鼠径部ヘルニアとの闘いも日常茶飯です。

患者さんへひとこと

「多分、手術ですね、外科ですね」と言われても、大丈夫です。「プロ」が「プロの手術」を請け負います。

診療科の紹介

当科はレントゲン、CT、MRI、RI、PET、血管造影などの検査を院内各科や院外からの依頼に応じて行っています。撮影を担当する医師の他に医師がいて、より良い検査が必要最低限の被ばくでできるよう撮影方法を指示し、画像を診断し依頼医に向けてレポートを配信（令和元年度は約27700件）しています。またカテーテルなどを用いた治療を行うこともあります。

得意な症例（手技）

上記の診断を全般に担当しています。PET/CTが一昨年度内、CTが昨年度内に更新され、被ばく線量が低下し画質が向上しました。

患者さんへひとこと

直接お目にかかる機会は少ないですが、高度化、専門化が進む画像診断の技術と知識が診療に十分に生かされるように各科と協調して医療を支えています。

診療科の紹介

がんを始めとする悪性腫瘍に対する治療を他科の先生方とともに行っています。脳腫瘍・頭頚部腫瘍・肺がん・食道がん・前立腺がん・子宮がん・リンパ腫等の全身原発性腫瘍のほか、転移性腫瘍（脳転移・骨転移・肺転移など）に対しても治療を行っています。ライナックと呼ばれる体外照射を主に行っていますが、ラルスと呼ばれる腔内照射（小線源治療）や放射性医薬品を使用した内容療法なども行っています。

得意な症例（手技）

乳がんや前立腺がんの患者様が近年多くなってきている傾向があります。

患者さんへひとこと

がん・悪性腫瘍の治療では早期診断・早期治療が第一とされていますので、普段と違う症状がありましたらお近くの医療機関を受診してください。

診療科の紹介

主に手術の麻酔を行なっています。患者さんが、なるべく苦痛やストレスのない状態で、安全に手術を受けられるようにします。医療機器や手術法が格段に進歩して、ご高齢であっても手術を受けられるようになりました。手術の内容・受ける患者さんの状態等をしっかり検討して、安全な麻酔を行なうように心掛けています。

得意な症例（手技）

麻酔には、全身麻酔と局所麻酔がありますが、両者を組み合わせることも多くなりました。当医療センターでは、硬膜外麻酔や脊椎麻酔を多数行なってきましたが、近年は末梢神経ブロックを行なう症例が増えています。

患者さんへひとこと

麻酔に関する疑問や要望などありましたら、手術前の麻酔科受診の時に、ご質問・ご確認ください。

診療科の紹介

24時間365日、病気やケガを問わず、さらに重症だけでなく中等症や軽症であっても困っている患者さんすべてを担当しています。多岐にわたる病気やケガを担当する為、当科だけでなく必要に応じて各診療科と連携し病院全体で救急診療を行ってます。

得意な症例（手技）

病気・ケガすべてを守備範囲にしているため特に専門分野はありません。逆に言えば抜けが無いようにすることや、病状の重症度・緊急度を瞬時に判断する事を得意としています。さらにその時に困っている訴えを少しでも早く緩和する事が出来ます。

患者さんへひとこと

重症度や緊急度の度合いによって診察の順番が前後します。患者さんの状態を確認してから決めますのでご協力をお願いします。