市立青梅総合医療センター

薬剤部

薬剤部のご紹介

薬剤部は、適正な薬物療法を支援するために、医薬品の管理、供給、情報の提供を行っています。
医師、看護師及び他の医療スタッフと協働・連携をすることで、チーム医療での薬剤師の役割を担い、医薬品適正使用、医療安全を推進しています。

薬剤部のスタッフ

常勤薬剤師32人,非常勤薬剤師1人,事務員3人,SPD 6人

業務体制

2交代制による24時間対応

日勤:8:30-17:15  夜勤:16:30-翌9:00

認定・専門薬剤師

がん薬物療法認定薬剤師 3人
外来がん治療認定薬剤師 1人
日本臨床腫瘍薬学会外来がん治療認定薬剤 1人
感染制御認定薬剤師 1人
抗菌化学療法認定薬剤師 1人
小児薬物療法認定薬剤師 1人
漢方・生薬認定薬剤師 1人
日本糖尿病療養指導士 3人
西東京糖尿病療養指導士 4人
腎臓病療養指導師 2人
栄養サポートチーム(NST)専門療養士 4人
日本臨床救急医学会救急認定薬剤師 1人
日本臨床薬理学会認定CRC 1人
日本リウマチ財団登録薬剤師 1人
認定実務実習指導薬剤師 5人
日病薬認定指導薬剤師 4人
研修センター認定薬剤師 14人
日病薬病院薬学認定薬剤師 2人
東京DMAT隊員 3人
NR・サプリメントアドバイザー 1人
渡航医学会認定医療職 1人
公認スポーツファーマシスト 1人
心不全療養指導士 1人

業務紹介

内服薬等の調剤

医師の診療によって発行された処方箋に基づき、内服薬・外用薬の調剤を行っています。

調剤は、電子カルテ内の情報を確認し患者さんに適した薬の内容であるかをチェックし、自動錠剤分包機や散剤鑑査システムなどの機器を使用して調剤・鑑査を行っています。

注射薬の調剤

注射薬は、電子カルテシステムと連動した全自動注射薬払出システムを用いて、患者さんごとにセットして払い出しを行っています。注射薬の調剤では、投与量や速度・投与間隔、相互作用、投与ルートなどのチェックを行っています。

がん化学療法に関する業務

抗がん剤の無菌調製、院内の登録レジメンの管理、オーダーされた化学療法が投与量・投与スケジュールや検査データなどの確認を行っています。

また、外来で抗がん剤治療を受けられる患者さんへの服薬指導なども行っています。

病棟業務

全病棟に専任の薬剤師を配置し、入院患者さんへの薬の説明や副作用のモニタリング、医療スタッフへの情報提供、病棟の医薬品の管理などを行っています。

適切な薬物療法を行うため、患者さんへの服薬指導を行うと共に、医師や看護師・他の医療スタッフと連携して効果的かつ安全な薬物療法のための支援をしています。

医薬品情報管理(DI)

医薬品に関する情報を収集・整理し、医師や医療スタッフへの情報提供や問い合わせに対応しています。また、定期的に薬剤部ニュースを発行し、各部署に薬に関する情報提供も行っています

院内製剤

治療や検査で必要な、市販されていない製剤の調製を行っています。院内製剤は、使用に際し院内の倫理委員会で審議した上で、登録し調製を行います。製剤によって、オートクレーブ(高圧蒸気滅菌機)にて滅菌処理をしたり、無菌室内で無菌操作をしたりすることで、「品質、有効性、安全性」への配慮を十分に行って調製しています。

入退院支援センター

入院が決まった患者さんに対して、入院後の治療が円滑に行えるように、入院前に常用薬などの確認を行っています。特に、手術や検査で休薬が必要な薬などの有無を確認し、いつから休薬するのか等の説明を行っています。

糖尿病教室

糖尿病教室での患者さんへの指導は、医師、看護師、管理栄養士、理学療法士、検査技師などと共に薬剤師も行っています。薬の理解や知識を深めてもらうため、薬剤師は患者さんに主に糖尿病で使用する飲み薬やインスリンについての説明を行っています。

医療チームへの参加

病院内のNST(栄養管理チーム)、感染対策、緩和ケア、褥瘡、医療事故防止対策などの医療チームに参加し、医薬品の適正使用や安全な使用が行われるように取り組んでいます。

薬品管理

品質管理や使用期限管理、医薬品在庫の適性化を図り、円滑かつ安全に供給できる体制を整えています。また、向精神薬や劇薬、血液製剤など様々な法的規制を受けている医薬品に対しては、出納管理を行うことで、適正な管理をしています。

実習生の受け入れ

薬学生の実務実習の受け入れをしており、医療に貢献する実践力の高い薬剤師を目指した教育を行っています。

指導薬剤師のもと、病棟などにおいて実習生の臨床実習を行っていますので、みなさまのご理解・ご協力をお願いします。

保険薬局の方へ|院外処方箋について

疑義照会について

  • 1. 保険薬局は、処方せんに疑義がある場合、処方医(処方医不在の場合は該当科責任者)に直接連絡をして下さい。
  • 2. 処方内容に変更が生じた場合、保険薬局は調剤終了後に疑義照会内容を「調 剤終了後処方せん疑義照会報告」記入のうえ、当医療センター薬剤部へFAXをお願い致 します。
  • 3. 処方せんの剤形・規格に関する疑義照会を減らすために、院外処方せんに「剤形・規格変更可」の欄を設けました。

①変更不可の場合

剤形・規格変更不可の場合は、「剤形・規格変更可」に二重線が引かれ、処方医の押印があります。

②剤形・規格変更について

  • ⅰ.用法用量が変わらない場合のみ変更可とします。
  • ⅱ.安定性、体内動態等を考慮して変更して下さい。
  • ⅲ.商品名が変わる変更は、「後発医薬品変更可」の場合のみ可とします。
  • ⅳ.外用薬の剤形変更は不可とします。(軟膏→クリームの製剤の変更等)
  • ⅴ.剤形・規格を変更する場合は、あらかじめ患者さんの了承を得た上で 変更して下さい。

③剤形・規格変更可のとき

上記2に従って剤形・規格変更した場合は、当医療センターへの疑義照会は不要ですが、変更の初回のみFAXをお願い致します。

調剤終了後処方せん疑義照会報告PDF  PDFマーク

調剤過誤

調剤過誤が発生した場合は、速やかに処方医(処方医不在の場合は該当科責任者)にご連絡下さい。その後「調剤過誤報告書」に記入のうえ、当医療センター薬剤部へFAXをお願い致します。

調剤過誤報告書PDF  PDFマーク

疑義照会・調剤過誤のFAX送付先

薬剤部直通FAX番号:0428-21-7877

トレーシングレポートの運用について

トレーシングレポートとは

保険薬局で患者さんから聴取したアドヒアランスや副作用に関する情報、市販薬、健康食品の使用に関する情報など、即時性は低いものの医師に情報提供すべきと考えられる事項を医師へフィードバックするためのレポートです。

トレーシングレポートの目的

当医療センターでは、薬物治療の有効性と安全性の向上を図ることを目的とし、トレーシングレポート(薬剤情報提供書)を運用しております。「緊急性は低いものの処方医へ情報提供した方が望ましいと判断された内容につきまして、トレーシングレポートをご活用下さい。FAXにて集約し、医師へ情報伝達を行い情報の共有化を図ります。

<注意>

トレーシングレポートによる情報伝達は疑義照会ではありません。
疑義照会に関しては、通常通り処方医へ電話でお願いします。

トレーシングレポートのご利用方法

服薬情報提供書に必要事項をご記入いただき、当医療センター薬剤部宛にFAX送信してください。様式は下記をダウンロードしてご利用ください。

・「トレーシングレポート(服薬情報提供書)」   PDF版  PDFマーク   Word版  Wordマーク

FAX番号 0428-21-7877(当医療センター薬剤部)

※下記につきましては、運用が異なりますのでリンク先の書式をご利用ください。

・抗悪性腫瘍薬剤の連携充実加算対象患者

・吸入指導(西多摩吸入支援ネットワーク)に対する情報提供書

当医療センターのトレーシングレポートの流れ
  • 服薬指導にもとづくトレーシングレポートの作成
  • トレーシングレポートを当医療センター薬剤部へFAX
  • トレーシングレポートの内容を確認し、評価・対応を行う。
  • 電子カルテへ反映(スキャン保存)
  • トレーシングレポートを処方医へ配付
  • 必要に応じ医師へ報告、処方提案等の協議を行う。
  • 必要時は保険薬局へ連絡。
  • トレーシングレポートに基づき次回の診察時に役立てる
  • 必要時は返信(薬剤部経由)

注意事項

緊急性の高い情報や疑義照会については、主治医へ電話にて直接ご連絡ください。

問い合わせ先

市立青梅総合医療センターDI室

TEL:0428-22-3191(代表)

FAX:0428-21-7877(トレーシングレポート送付先・薬剤部直通)

就職希望の方へ

就職を希望される薬学生・薬剤師の方へ

当医療センター薬剤部は、新病院での新たな薬剤部体制を作るため、現在、薬剤師を毎年計画的に増員しています。

一緒に働きたいと思う方は、是非ご応募ください。

薬剤部見学について

薬剤部の見学は随時行っております。お気軽にご連絡ください。

遠方の方や、病院の状況によって、オンライン見学も可能です。

〒198-0042 東京都青梅市東青梅4-16-5
市立青梅総合医療センター 総務課人事係
℡ 0428-22-3191(内線25367)
E-mail: div9510@city.ome.lg.jp

当医療センター薬剤部の育成制度について

薬剤師としての基礎力を身につけ、入職半年後より夜勤業務に入ります。その後、病棟業務の研修を行います。病棟業務研修では、初めは副担当者として先輩薬剤師の指導の下で実務を行い、幅広い知識の習得を目指し、薬剤師としての研鑽を積んでいきます。2年目以降は、病棟の主担当者として経験を積み、専門性を高めて、より質の高い医療を提供できる薬剤師を目指します。(当医療センター薬剤部の認定・専門薬剤師取得状況については「薬剤部のご紹介」をご参照ください)

新人研修スケジュール

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