がん相談
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緩和ケアチーム
緩和ケアチームについて
緩和ケアチームは外来通院中もしくは入院中の患者さんを対象に、病気の治療中に起こる様々な身体症状や精神心理症状、社会的問題などに対して主治医や担当看護師と協力しながら以下の職種がチームとして解決にあたります。
- 身体症状担当医師:主治医と一緒に患者さんの身体症状(痛み、息切れ、だるさなど)の緩和を担当します。
- 精神症状担当医師:主治医と一緒に患者さんの精神心理症状(不眠、気持ちのつらさなど)の緩和を担当します。
- 緩和ケア認定看護師:担当看護師と一緒に患者さんの様々なつらさや悩みに向き合い、ケアの方法を相談したり、チーム内外の連絡調整を行います。
- がん看護専門看護師:がん相談支援センターや看護外来で患者さんを専門的な立場から支援します。
- 薬剤師:患者さんの薬剤について専門家の立場から助言を行います。
- 管理栄養士:患者さんの栄養状態について専門家の立場から評価・助言を行います。
- 医療ソーシャルワーカー:患者さんの社会的問題(医療費、就労など)、療養場所(在宅、転院など)その他の問題について専門家の立場から支援します。
また緩和ケアチームに相談される際に5つのポイントがあります。
- )主治医や担当看護師、入院病棟の変更はなく、これまで通りに治療が受けられます。
- )患者さんやご家族のご希望やお気持ちに配慮します。
- )外来・入院のいずれの場合でも受けられます。
- )治療と並行して診断時から受けられます。
- )ご家族も対象となります。
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AYA支援チーム
AYA世代(Adolescent&Young Adult)とは思春期(Adolescent)と若年成人(Young Adult)を指し、一般に15歳~39歳の患者さんがあてはまります。この時期は、学業・就職・恋愛・結婚・出産など様々なライフイベントを抱える時期であり、AYA世代だからこその悩みや不安など誰にも言えずに抱え込んでしまいがちです。
当医療センターにおいては、課題を抱えるAYA世代のがん患者さんの支援を充実させることを目的に、治療に関わる医師とさまざまな職種のスタッフでつくる支援チームを発足させ、一人ひとりの患者さんに適した治療環境を整える取り組みをしております。
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がん患者さんのための就労相談のお知らせ
患者さんのために、社会保険労務士による就労相談を行っています。
【相談内容】
- 仕事や年金に関する悩みについて
- 今後の仕事、職場で誰に相談すればいい?
- 通院のために必要な休暇を適切にとりたい
- 傷病手当金とは、どういう時にもらえるの?
- 退職をした。失業手当はいつから、どのくらいの期間もらえるの? など
令和5年度開催予定
日 程 :
- 令和5年11月15日(水)
- 令和5年12月20日(水)
- 令和6年1月17日(水)
- 令和6年2月21日(水)
時 間:午後1時30分から午後3時30分
場 所:本館2階24番 がん相談支援センター
※相談はオンライン(Zoom)で行います。
対象の方:がん患者さん・ご家族の方
受付方法:がん相談支援センターまたは地域医療連携室
受付締切:相談希望日2日前まで
0428-22-3191(代表)
午前9時から午後5時まで(土・日・祝日を除く)
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リンパ浮腫ケア
がんやその治療(手術や放射線に伴う)によってリンパ液の流れが阻害され、腕や脚などに浮腫みが生じやすくなります。治療後の生活をより良くしていくためにはリンパ浮腫を予防していくことが大切になります。
当医療センターでは、子宮頸がん、子宮体がん、卵巣がん、乳がんの手術でリンパ節を摘出された患者さんには、退院前にパンフレットを用いてリンパ浮腫ケアの説明を行っています。
婦人科では、退院後にリンパ浮腫ケアの専門的な研修を受けた看護師が、日常生活の困りごとに対する相談やリンパ浮腫の観察やケアの確認を行っています。
看護外来~リンパ浮腫予防外来~ こちら
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アピアランスケア
アピアランスケアとは、医学的・整容的・心理社会的支援を用いて、外見の変化を補完し、それに起因するがん患者の苦痛を軽減するケアです。
当医療センターでは、患者さんが生きがいを感じながら治療生活を送れるよう、外見の変化に対しての相談や手術跡や脱毛に対するカバーリング、スキンケア、メイク、ヘアスタイリング、服装などについてアドバイスの支援をしています。
写真:がん相談支援センターのウィッグ展示の様子とパンフレット
緩和ケアチーム
緩和ケアチームへの相談を希望される方は主治医、担当看護師にお声かけください。
当医療センターでは疼痛緩和を目的とした神経ブロックは、入院中の患者さんを対象に、硬膜外鎮痛、神経根ブロック、末梢神経ブロックなどの対応をしております。
緩和医療で主に用いられる腹腔神経叢(そう)ブロック、内臓神経ブロック、下腸間膜動脈神経叢ブロック、上下腹神経叢ブロック、などには対応しておりません。
緩和医療を受けていただいている際に、当医療センターでは行っていない神経ブロック治療が必要と判断された場合、又は神経ブロック治療の専門的なお話が聞きたい場合は、東京都立多摩総合医療センター麻酔科にご紹介させていただきます。