市立青梅総合医療センター

地域がん診療連携拠点病院

地域がん診療連携拠点病院について

市立青梅総合医療センターは、国(厚生労働省)より地域がん診療連携拠点病院の指定を受けています。

地域がん診療連携拠点病院とは、手術治療、抗がん剤治療、放射線治療や緩和医療など専門的ながん医療の提供を行うとともに、より質の高いがん医療提供体制の確立とがん治療の均てん化 *1 を目的として、一般的な医療が完結する2次医療圏 *2 に1ヵ所程度、指定されるものです。

当医療センターでも、地域がん診療連携拠点病院として、各医療機関からの紹介でがん患者さんを受け入れるとともに、患者さんの治療・治癒の状態に応じて地域の医療機関と適切な連携を取るよう努めております。

そのほか、がん医療に従事する医師等に対する研修、がん患者やその家族等に対する相談支援、がんに関する各種情報の収集・提供にも取り組んでいます。

このような取り組みを通して、地域におけるがん診療連携の円滑な実施を図るとともに、PDCAサイクル *3 を取り入れ、質の高いがん医療の提供体制の確立を目指しております。

当院のがんの診療状況については、下記をご参照ください。

*1 医療サービスなどの地域格差などをなくし、全国どこでも等しく高度な医療をうけることができるようにすること

*2 2次医療圏とは健康増進・疾病予防から入院治療まで一般的な保健医療を提供する区域で、複数の市区町村で構成されています。

*3 PDCAサイクルとは事業活動での管理業務を円滑に進める手法の一つで、Plan、Do、Check、Actionそれぞれ4つの段階の頭文字をとったものです。この段階を繰り返すことによって継続的に事業の改善を図ります。


PDCAサイクルについて

AYA世代、その他のがんに対する取り組み

AYA世代(思春期・若年成人)とは、一般的に15歳以上40歳未満、すなわち小児期と壮年期・老年期の間で特有の医学的課題を抱えています(遺伝や出産等)。また、この世代は就職し、家族を形成する、言わば「社会を支える非常に重要な世代」です。当院では、AYA世代のがん患者さんが安心してがんの治療ができるように、AYA支援チームで妊孕性温存(にんようせいおんぞん)(がん治療の前に、卵子や精子、受精卵、卵巣凍結を行い、がん治療後にこれらを用いて妊娠・出産を目指す)や就労、療養に関する相談支援を行っています。

※妊孕性温存、希少がん、小児がんに関しては専門の病院にご紹介させていただいております。

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