緩和ケアチーム
緩和ケアチームは外来通院中もしくは入院中の患者さんを対象に、病気の治療中に起こる様々な身体症状や精神心理症状、社会的問題などに対して主治医や担当看護師と協力しながら以下の職種がチームとして解決にあたります。
- 身体症状担当医師:主治医と一緒に患者さんの身体症状(痛み、息切れ、だるさなど)の緩和を担当します。
- 精神症状担当医師:主治医と一緒に患者さんの精神心理症状(不眠、気持ちのつらさなど)の緩和を担当します。
- 緩和ケア認定看護師:担当看護師と一緒に患者さんの様々なつらさや悩みに向き合い、ケアの方法を相談したり、チーム内外の連絡調整を行います。
- がん看護専門看護師:がん相談支援センターや看護外来で患者さんを専門的な立場から支援します。
- 薬剤師:患者さんの薬剤について専門家の立場から助言を行います。
- 管理栄養士:患者さんの栄養状態について専門家の立場から評価・助言を行います。
- 医療ソーシャルワーカー:患者さんの社会的問題(医療費、就労など)、療養場所(在宅、転院など)その他の問題について専門家の立場から支援します。
また緩和ケアチームに相談される際に5つのポイントがあります。
- 主治医や担当看護師、入院病棟の変更はなく、これまで通りに治療が受けられます。
- 患者さんやご家族のご希望やお気持ちに配慮します。
- 外来・入院のいずれの場合でも受けられます。
- 治療と並行して診断時から受けられます。
- ご家族も対象となります。
緩和ケアチームへの相談を希望される方は主治医、担当看護師にお声かけください。
当医療センターでは疼痛緩和を目的とした神経ブロックは、入院中の患者さんを対象に、硬膜外鎮痛、神経根ブロック、末梢神経ブロックなどの対応をしております。
緩和医療で主に用いられる腹腔神経叢(そう)ブロック、内臓神経ブロック、下腸間膜動脈神経叢ブロック、上下腹神経叢ブロック、などには対応しておりません。