血液内科 – 青梅市立総合病院
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血液内科

外来担当表

血液内科
午前熊谷藤原初澤西島熊谷
午後熊谷藤原初澤西島熊谷

診療医のご紹介

部長

熊谷  隆志

東京医科歯科大学臨床教授,日本血液学会認定専門医・指導医,日本内科学会認定内科医・指導医,日本臨床腫瘍学会暫定指導医,日本医師会認定産業医,日本癌学会会員,日本癌治療学会会員,米国血液学会会員,米国癌学会会員,青梅看護学校講師,研究会幹事多数,
国際学会誌Reviewer;Cancer Research、British. J. Haematology,Haematologica,Basic & Clinical Pharmacology & Toxicity,Int. J of Cancer,Leukemia & Lymphoma, FEBS letter,Urologyなど約30誌,Editor; Hematology and leukemia,Jornal of Medical Disorders

医 員

新井 康祐

日本血液学会認定専門医

医 員

有松 朋之

医 員

藤原 熙基

診療内容

青梅市立総合病院の血液内科ホームページにようこそ。
当科は患者様が安心して治療を受けていただけるよう日々努力しています。

血液内科が診察する病気とは?

血管を流れる血液の中には3種類の血球、すなわち体中に必要な酸素を運ぶ赤血球、体をバイ菌や癌などの外敵から守ってくれる白血球、出血した時に血を止める働きをする血小板が流れています。
血球はリンパ節や脾臓などのリンパ組織にもいます。硬い骨の中にはスポンジのようにやわらかい骨髄があり、そこが血球を作り出す工場となっています。
骨髄で出来上がった血球は血液やリンパ節などに送られます。血液内科が診察する病気はこれら血球の異常です。病気の原因が血球そのものにある場合もあれば、産生工場である骨髄の病気であることも多いです。
赤血球が不足した状態である貧血では、息切れ、めまい、頭痛などが起こります、正常な白血球が少ないと、細菌などの外敵と戦う力が弱くなり、感染症にかかり易く、しばしば熱が出ます。血小板が少ないと血が止まりにくくなります。
白血病やリンパ腫は白血球が腫瘍化して増える病気で、検査で白血球数が増えたり、体の表面で大きくなってゆくリンパ節の腫れを触れたりします。血液疾患はこのような症状や血液検査異常で見つかることが多いです。
具体的な病気は、よく女性でみられる鉄欠乏性貧血などから、再生不良性貧血、骨髄異形成症候群などの専門的な治療が必要な貧血、血液細胞が腫瘍化(癌化)した白血病、リンパ腫、多発性骨髄腫などの悪性疾患など広い範囲にわたっており、多くは専門家の診察が必要です。
当科では、血液疾患を正しく診断し、最も的確な治療をお勧めするよう努めています。長い間、血液疾患は難治性のものが多かったのですが、最近は分子標的治療などの進歩により多くの疾患が改善するようになってきました。この流れに乗れるように当院も様々な分子標的治療薬をはじめとする最新薬を採用しています。(残念ながら依然として難治性の疾患もあります。)

どのような治療をしていますか?

患者の持つ病気の状態に応じて様々な治療を行います。
悪性に疾患に対しては、従来からある抗癌剤の治療はもちろんですが、従来の抗癌剤と異なる分子標的治療(多発性骨髄腫に用いるBortezomib、Renalidomide、白血病に用いるTKI、Azacitidine, Deferasiro, Romoplostin, Eltrombopag, Brentuximab Vedotinなど)の多くを当院で採用し、幅広い治療をおこなっています。
元気な人には強い治療を行う一方、高齢者にもできる限りやさしい治療を目指しています。数多く診療実績を持ち、患者数は国内でも最も多い病院の一つとなっています。(2012年3月日本経済新聞全国病院マップなどに記載されています。)
最先端治療も行っています。慢性白血病治療では、第2世代TKIと呼ばれる最新分子標的治療を積極的に用いて、他施設(日本医大、慶応大学、駒込病院など)などと協力、同一プロトコール治療を行い、病気の量を特殊な検査でしか調べられない微量のレベルまで減らし、最終的に薬を使わない完全治癒をめざす試みを行っています。
高齢者に多い多発性骨髄腫では最新分子標的薬を用いて、病気が微量しか検出されない完全寛解を目指します。
一方、若年多発性骨髄腫には分子標的治療の導入と自家幹細胞移植、維持療法を取り入れた最新治療を多施設(駒込病院、東京医科歯科大学、武蔵野日赤病院など)と同一プロトコールで行っています。治療は保険範囲内で行われ、患者に余分な経済的負担はかかりません。治療成果は国際レベルで通用できるものをめざしており、国際学会(米国、欧州)や国際誌に発表して成果を着実なものにしています。
指導医は様々な国際学会誌のReviewerやEditorも勤めながら最新情報に精通し、それが実臨床に生かされるよう努力しています。患者全体の2-3%は造血幹細胞移植を必要とするため、必要時は国立がんセンター、都立駒込病院、虎の門病院などの移植専門施設と密に連携し、実施できるようにしています。一方、強い治療が難しい高齢者などには、体にできる限りやさしい治療を考えます。状況に応じて、治療せずに経過観察が最も望ましいと考えることもあります。また、改善が難しい場合は苦痛を取り去ることを中心とした治療に移行することもあります。
治療方針など知りたいことがあれば喜んで他施設のセカンドオピニオンのご利用をお勧めしています。患者様と医師側での納得した上での治療が大切と考えるからです。

血液内科研修を目指す先生方へ

当院の血液内科研修は、症例数・種類が多く忙しいですが、豊富な内容を伴い血液専門医取得に重要なステップになると思います。
まわりに血液内科が少ないため、約50万人の患者から発症した血液内科の患者様がそのまま当院を訪れます。
1人で重要な判断を迫られることはなく、必ず上級医師が考え方の基本を教えます。リンパ腫は毎年約50人、急性白血病は20-30名、多発性骨髄腫は20名程度新患として当院が見ています。
例えばリンパ腫はWHOの分類でも主だった種類のタイプは診察可能で、珍しいNK cell typeやMTX関連のリンパ腫などもしばしば経験します。よく見かける鉄欠乏貧血などはもちろん、PNH, 遺伝性球状赤血球症、サラセミアなどの頻度の少ない貧血患者も訪れます。
多くの分子標的治療を採用し、悪性疾患を中心に使用しています。日常診療で忙しい一方、学会発表も多く、論文なども積極的に執筆しています。
当院で研修後、必ず実力の向上が実感できると思います。
もし当院血液内科での研修に興味があるようでしたらお気軽にご連絡ください。
(kumagai-t@mghp.ome.tokyo.jp 血液内科 熊谷)

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