臨床検査科 – 青梅市立総合病院
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臨床検査科

臨床検査科のご紹介

臨床検査科は、医師による患者さんの日常診療において、病気診断や治療効果ならびに予後判定に必要な医療情報を提供するためのいろいろな検査を行うという重要な業務(診療支援)を担っています。 現在は、常勤医師1名と35名(常勤27名)のスタッフにて、オーダーリングシステムや最新の各種自動分析機器、さらに超音波診断装置などを使って、安全で、しかも精度の高い検査結果を迅速に報告することを心がけています。臨床検査の正確性、業務効率化、結果汎用性などを目指した部門全体の電子カルテ化が2010年度中に完了し、診療の質の向上が図られました。

診療医のご紹介

役 職 氏 名 専門医・認定医等情報 専門領域
部 長
(病理診断科部長兼務)
伊藤 栄作 日本臨床細胞学会認定細胞診専門医(教育研修指導医),日本専門医機構認定病理専門医(研修指導医),医療安全管理者研修修了,国際リスクマネージメント学会チーム医療・医療安全認定臨床コミュニケーター,緩和ケア研修会修了,臨床研修指導医講習会修了 人体病理学

部門紹介

臨床検査は、血液、尿、便などの各種検査を行う検体検査部門、直接患者さんと対応し各種生体情報を得る生理検査部門、さらに輸血療法に関係する各種検査、管理を行う輸血部門からなっています。

検体検査部門

中央採血室

主に外来患者さんの採血、採尿を行っています。医師が依頼した検査用の容器がオンラインで用意されます。採取された検体は、2階の検査室に搬送されます。
2010年度の採決室の機材、機器およびスタッフの配置も更新され、より迅速で心地よい患者さん対応を目指しています。

*採血を受ける際の主な注意事項
採血は普通、腕の静脈(肘静脈)から行いますので腕を出しやすい服装(袖口の緩やかなもの)でおいで下さい。検査内容によっては、前日、当日の食事の内容など事前の注意が必要な場合がありますので、医師の指示に従ってください。採血後は血液が止まりにくい場合もありますので、針を刺した部位を3分以上しっかりと押さえ、出来るだけ重たいものを持たない様にして下さい。入浴に際しての注意は特にありません。

*採尿を行う際の主な注意事項
採尿に当たっては、出来れば少し排尿してから排尿途中の尿を尿コップに採って下さい。 生理中の女性の方は、検査前に主治医に相談して下さい。 量が足りなくても、水を混ぜるなどの事は絶対しないで下さい。

生化学検査室

主に血液や尿などを、分析機器によって、いろいろな項目について化学的に分析、測定していきます。電解質(ナトリウム、カリウム、カルシウムなど)肝臓機能(GOT, GPT,γ-GTP、など)脂質(コレステロール、中性脂肪、など)腎機能(クレアチニン、など)、その他(血糖、アミラーゼなど)と血清学的項目(炎症反応、リウマチ因子など)が対象です。糖尿病、高脂血症、腎臓病、肝臓病、その他多くの病状の解析につながります。

一般検査室

尿、便、体液(腹水、胸水、脳脊髄液、精液)などの基本的な性状を調べる検査項目を担当します。尿では尿中の糖分、タンパク質、ビリルビン、潜血などの反応や顕微鏡での沈査(赤血球、白血球、上皮細胞、細菌、塩類など)の分析を行います。

血液検査室

体の表面から得られる末梢血液や、血液細胞を造っている骨髄液(骨の髄部分の成分)を検査します。末梢血液の検査では、自動機器を使って白血球、赤血球、血小板の数、ヘモグロビン濃度、白血球の種類など分析し、また顕微鏡で白血球の形態なども検討し、血液の病気の有無や体の炎症の様子を解析します。また、凝固機能検査も行い、血液の固まりやすさの程度なども検査します。

細菌検査室

喀痰、尿、膿、血液、髄液、腹水、胸水、関節液、その他の体のいろいろな成分を解析、培養して、その中に、細菌やウィルス、その他、病原微生物が存在するかを検査します。例えば、食中毒を起こすO—157大腸菌や、喀痰の中の結核菌、また、ロタウィルス、インフルエンザウィルスのチェックなども行います。細菌の検査では顕微鏡検査、培養検査、培養同定検査、感受性検査などを行い、病原性のある細菌か、お薬(抗生剤)がどの程度効く菌種か、などの分析を行います。

生理検査部門

心電図検査室

心電図をはじめ、心臓機能や肺臓機能を解析するため、負荷心電図(歩行負荷、マスター階段負荷、トレッドミル、エルゴメーター)、24時間ホルター心電図、呼吸機能検査、血圧脈波検査、24時間血圧検査、などを行います。

超音波検査室

心臓、腹部(肝臓、腎臓、胆嚢、膵臓、脾臓など)、泌尿器科関連、表在臓器(リンパ腺、甲状腺など)の部位の超音波検査を行っています。各臓器の機能や病変の有無、性状を分析します。

脳波検査室

脳波検査、誘発電位検査(視覚、聴覚、体性感覚)、筋電図検査、神経伝達速度検査、聴性脳幹反応検査(ABR)などの検査を行い、各感覚器官や中枢神経の機能、病変の有無などを調べます。

その他

眼底検査、視野検査、平衡機能検査などは各外来近くの検査室で行われています。

輸血部門

患者さんに輸血療法を行う場合に必要な、輸血製剤の日赤血液センターへの発注、保管、管理、臨床への払いだしなどの作業や輸血療法に伴う各種検査を行う部門です。院内輸血療法委員会の活動を通じて、安全で適正な輸血療法が行われる様に監視、啓蒙作業も行っています。

輸血関連検査

血液型検査、不規則抗体スクリーニング検査、交差適合試験、などの検査により、患者さんにより安全で適合した血液製剤が届くように管理しています。

自己血輸血関連業務

当院では、心臓血管外科、整形外科、産婦人科、などで自己血輸血が行われています。これは、全身状態がよく、しばらく先に予定された待機的手術を受ける患者さんの一部で行われています。自分の血液を予め採血、貯血しておき、手術時に必要な輸血の折に使用します。その血液の管理も業務の一つです。採血は各診療科医師が行います。

血液製剤、血漿分画製剤(アルブミン)の管理業務

血液製剤(各種の赤血球、血小板、凍結血清など)とアルブミン製剤の入庫、保管、管理、臨床への払い出し、使用製剤番号の長期保管や患者さんの輸血前血清の保管、などが主な管理業務です。その他、緊急時にはそれに対応した血液製剤を即、患者さんに届けることが24時間可能な体制も採っています。

【臨床検査科関連の臨床指標】

平成25年度 平成26年度 平成27年度
日本医師会臨床検査精度管理調査の評点

99.5

95.7

99.0

日臨技臨床検査精度管理調査ABの割合

98.3

99.5

100

都臨技臨床検査精度管理調査ABの割合

100

96.8

100

外来平均採血待ち時間 ※1

8分5秒

9分57秒

10分6秒

外来平均検査結果報告時間 ※2

48分

51分

54分

赤血球製剤廃棄率(%)

2.9

0.7

1.3

FFP/RBC比

0.35

0.33

0.34

ALB/RBC比

0.79

0.84

0.82

緊急O型血使用件数

10

22

20

※1 採血受付時間~患者採血開始時間
※2 生化学検査項目の採血受付時間~電子カルテ画面に結果表示されるまでの時間

平成30年度年報資料へリンク