耳鼻咽喉科・頭頸部外科 – 青梅市立総合病院
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耳鼻咽喉科・頭頸部外科

外来担当表

…当日予約の受付が可能です。当日予約の受付は、午前11時30分までです。
(ただし、数人の場合もあります)

耳鼻咽喉科・頭頚部外科
午前当番医得丸
田中
家坂
当番医得丸
田中
家坂
得丸
田中
家坂
午後

【はじめに】

平成26年度より「耳鼻いんこう科」から「耳鼻咽喉科・頭頸部外科」へ科名が変更になっております。
当科では一般的な耳鼻疾患だけではなく、入院手術治療が必要となる広義の“のど”の感染症や耳鼻咽喉科領域のがんなど重症患者さんにも対応しております。 「耳鼻いんこう科」ですと耳と鼻だけの診療科と受け取られることがありましたので、他の総合病院や大学病院にならって現在の名前に変更させていただきました。 なお、科名変更はあくまで患者様が誤解なく安心して当科を受診していただけるように、との考えからであり、今までと診療内容が変わるわけではありません。
近年EBM(証拠に基づいた医療)の重要性が強調されてきています。 我が国の耳鼻咽喉科外来では効果がはっきり証明されていない薬物治療や処置が汎用されているのが現実です。 これらの治療がすべて効果に乏しいというわけではないと思われますが、現在当科では可能な限り確実に効果が証明された最新の治療法を選択するようにしております。しかし、そのようなEBMがすべての病気に対して完璧に存在しているというわけではなく、ある程度は経験や病状も加味して柔軟に対応したいと考えております。

※当科外来は基本的に午前中のみの予約制でありますが、周辺に耳鼻咽喉科医院が不足していることから予約外の方も可能な限りお受けしております。 しかしながらご予約いただいている患者様から優先的に拝見いたしますので、当日予約外で多くの患者様が来られた場合、待ち時間が非常に長くなってしまいます。 出来るだけ、かかりつけ医を通して事前予約をしていただきますようお願い致します。 外来の混雑に伴いご希望の日程での予約や当日予約外での受診をお受けできないことがございます。申し訳ございません。
なお、当日午前受診枠が終了してしまった場合も、当科かかりつけの病気をお持ちで緊急に受診が必要と思われる方や、重症の状態でお近くの医療機関から紹介受診される方はその旨お申し出下さい。 適宜対応させていただいております。

診療医のご紹介

副部長

得丸 貴夫

日本耳鼻咽喉科学会耳鼻咽喉科専門医,専門研修指導医

医 員

市原 寛子

医 員

家坂 辰弥

診療内容

医療設備

耳鼻咽喉科用内視鏡(NBI機能付き電子スコープなど)、CT、MRI、頸部/甲状腺超音波検査(耳鼻咽喉科・頭頸部外科医施行)、超音波ガイド下穿刺吸引細胞診、PET-CT、嚥下機能評価(嚥下内視鏡、嚥下造影)、手術用ナビゲーションシステム、術中神経刺激モニター(顔面神経、反回神経)、純音聴力検査、語音聴力検査、インピーダンスオージオメトリー(ティンパノメトリー、耳小骨筋反射)、聴性脳幹反応検査ABR、歪成分耳音響放射検査DPOAE、電気眼振検査ENG、耳管機能検査(音響法)

耳鼻咽喉科・頭頸部外科の扱う範囲

「鎖骨から上で、脳と眼球以外の部分」の病気を担当しています。ここには耳、鼻、口、咽喉頭(のど)、唾液腺、甲状腺、頸部リンパ節などが含まれ、病気になると難聴、めまい、鼻づまり、のどの痛み、声がれ、飲み込みにくさ、頸部腫瘤(コブ)など様々な症状を引き起こします。胸腹部と異なり衣服に覆われていない部位ですから、時に外見上の問題に発展することもあります。
我々はこの領域に発生する、主に炎症や腫瘍(良性腫瘍、悪性腫瘍:がん)の治療を行っております。単に病気を治すだけではなく機能や審美性にも配慮した治療を心掛けています。上記のような症状がありましたら、当科を受診して下さい。

その他注意していただきたいこと

痛みや難聴などの辛い症状の場合はすぐに受診していただいていると思います。あまり辛くないのでついつい受診が遠のいてしまいがちですが、注意すべき症状などについて補足します。

「頸部腫瘤(頸のこぶ)」

耳鼻咽喉科・頭頸部外科は、頸部腫瘤の診断から治療までを行える唯一の診療科です。
頸部や耳前部に痛みを伴わない腫瘤があり、のどや口に炎症の原因になるような病気(かぜなど)が無い場合がない場合は、必ず内科や外科ではなく当科を受診してください。このような腫瘤は頭頸部癌リンパ節転移、悪性リンパ腫、唾液線良性腫瘍(癌化するものが多い)、甲状腺腫瘍(癌も多い)の可能性が比較的高く、殆ど大きさが変わらないからといって安心は出来ません。また、専門的な検査をせず安易に摘出手術を受けると取り返しのつかないことになってしまいます。まずはしっかり検査をして原因をはっきりさせましょう。検査の結果に応じて、当科における手術や経過観察、他院への紹介なども柔軟に検討したいと考えております。
頸部腫瘤を自覚された際は、何はともあれ当科を受診していただきたく思います。

「咽喉頭(ノド)異物感」

逆流性食道炎、鼻炎など命に関わらない疾患で生じることが殆どですが、まれに頭頸部癌、食道癌などの癌が見つかることがあります。飲酒と喫煙をされている方は要注意です。(下記リンクを参考にして下さい。)特に異物感だけではなく実際に食事が通過せず、戻ってくるような場合はすぐに耳鼻咽喉科か消化器内科を受診して下さい。耳鼻咽喉科で用いる経鼻喉頭ファイバーのみならず、上部消化管内視鏡(いわゆる胃カメラ)やCTなども用いて精査をした方が望ましいようなケースもしばしば見受けられます。

参考

日本頭頸部癌学会「禁煙・節酒宣言 -頭頸部癌にかからないために-」
http://www.jshnc.umin.ne.jp/psmd.html

当科をご紹介いただく先生方へ

現在当科で取り扱っている主な疾患と、行っている治療法について簡単にご紹介いたします。大学病院のような非常に特殊な治療法は出来ないこともありますが、少なくともはっきりと有効性が証明されている(エビデンスのある)ものについては一般耳鼻咽喉科疾患から頭頸部腫瘍まで当院で全て対応するよう心がけております。

1.耳疾患

1) 慢性中耳炎、真珠腫性中耳炎
入院手術

2) 突発性難聴難聴
ステロイドホルモン剤(基本は内服通院、内服ステロイド治療不応例に対するステロイド鼓室内投与は、準備を進めていります。高気圧酸素療法は現在行っておりません。)

3) 顔面神経麻痺
ベル麻痺:ステロイドホルモン剤(基本は内服通院)

4) ラムゼイハント症候群(帯状疱疹ウィルス)
ベル麻痺に準じた治療
*ENoGによる評価、顔面神経減荷手術は行っておりません。

5) 小児難聴
DPOAE、ABR、CTなどで診断し、先天性両側性難聴の場合は3カ月までに精密検査(当院)、6カ月までに補聴器と訓練(他院紹介)開始

2.鼻疾患

1) 慢性副鼻腔炎
内視鏡手術

2) アレルギー性鼻炎( 季節性、通年性)
検査で抗原(アレルゲン)同定、マスクや眼鏡で抗原回避指導、内服薬、点鼻薬

3.咽頭喉頭疾患

1) 習慣性扁桃炎
手術

2) 扁桃周囲膿瘍
切開排膿処置+入院点滴治療

3) 急性喉頭蓋炎
気管切開手術、入院点滴

4) 声帯ポリープ
喉頭微細手術

4.その他

1) 顔面骨骨折(鼻骨、上顎骨、頬骨)
必要に応じて手術(咬合異常時は口腔外科と連携)

2) 深頸部膿瘍
切開排膿手術、入院点滴治療

5.頭頸部良性腫瘍

1) 甲状腺良性腫瘍、腺腫様甲状腺腫
癌の可能性がある場合、大きい場合などは手術

2) 唾液線良性腫瘍
ワルチン腫瘍は通常経過観察、多形腺腫は癌化するので手術

3) 副甲状腺腫瘍、過形成(高カルシウム血症)
手術

4) 鼻腔乳頭腫
内視鏡手術±外切開手術

【頭頸部悪性腫瘍(頭頸部癌)】

頭頸部癌 初回治療
甲状腺癌 手術
口腔癌(舌癌など) 手術
唾液腺癌 手術
上咽頭癌 放射線±化学療法
喉頭癌 放射線±化学療法、手術
中咽頭癌 放射線±化学療法、手術
下咽頭癌 放射線±化学療法、手術
鼻副鼻腔癌 手術、放射線、化学療法の組み合わせ
  • 頭頸部癌に対する標準的な治療はほぼ一通り当院で施行可能ですが、適宜癌専門施設への紹介も行っております。
  • 甲状腺癌に対して術後放射性ヨード治療を行う場合は、他院にお願いをしております。
  • 遊離もしくは有茎皮弁による頭頸部癌切除後の一期的再建は形成外科医も招聘し、連携を取りながら行っております。
  • IMRTは残念ながら行っておりません

 

平成30年度年報資料へリンク