産婦人科の臨床研修
当院の産婦人科について当院は、H22年4月から妊娠34週以降・胎児の推定体重2000g以上のミドルリスク妊婦受け入れを対象とした「東京都周産期連携病院」となり、H24年4月に軽症NICU3床を開設し、西多摩地区のみならず多摩地区全体の周産期医療のネットワーク体制の基幹病院の一つとして重要な役割を果たしております。 |
研修プログラム当院での3年間の研修を通して、産婦人科専門医の資格取得を目指します。 |
1年目<最初の1ヶ月まで> 妊婦検診、会陰切開縫合を含む正常分娩管理、子宮内容除去術、婦人科良性疾患手術助手、帝王切開術助手を研修 <最初の3ヶ月まで> 良性付属器切除術、腹式単純子宮全摘出術の執刀開始 妊婦検診外来開始(1回/週) <最初の6ヶ月まで> 婦人科外来診療開始(1~2回/週) 婦人科良性疾患、産科の診療を習得 ≪1年目の到達目標≫ 異常妊娠・分娩の診療、経膣分娩の管理の習熟、帝王切開術、良性婦人科疾患の執刀、術後管理の習熟、婦人科救急疾患診療の習熟 |
2年目膣式単純子宮全摘術の研修 腹腔鏡手術の研修 悪性腫瘍の診療(化学療法、放射線治療)の研修 悪性腫瘍手術の助手 ≪2年目の到達目標≫ 膣式単純子宮全摘術の習熟 腹腔鏡の習熟 婦人科悪性腫瘍の診療の基礎的な知識の習得 |
3年目悪性腫瘍手術の執刀 ≪3年目の到達目標≫ 悪性腫瘍の診療ができる。(診断、治療計画、手術、化学療法、放射線療法、緩和ケアについての知識、技術の習得。) |
研修3年間の主な臨床経験の数値目標経腟分娩管理:100~150件/年 吸引分娩:10~20件/年 腹式帝王切開術執刀:30~50件/年 子宮内容除去術:20~30件/年 婦人科救急疾患管理 (子宮外妊娠・卵巣出血・卵巣嚢腫茎捻転など):10~20件/年 良性付属器手術執刀:20~30件/年 腹式単純子宮全摘術:15~30件/年 膣式単純子宮全摘術:5~10件/3年 腹腔鏡執刀:5~10件/3年 後腹膜リンパ節郭清:3~5件/3年 広汎性子宮全摘術:1~2件/3年 |